名古屋駅・JRセントラルタワーで開業しているセントソフィアクリニック(婦人科)を訪問してきました。2021年9月21日からMISTECTをお使いいただいているところです。対応してくださったのは、院長の伊藤知華子先生です。

ユーザー訪問 第2回・セントソフィアクリニック(愛知県名古屋市)

名古屋駅から垂直移動で19階にあがるだけという好立地。足を踏み入れた瞬間、ホテルのロビーかと思わせるような、モダンだけれど、落ち着いた雰囲気の受付と待合室。安心感をもってもらおうという配慮を感じます。

院長の伊藤知華子先生は、不妊治療を専門としながら、「どのライフステージにいる女性も、健康でイキイキと過ごせるお手伝いがしたい」との思いで日々、診察をしながら、研究成果の学会発表や講演もこなすドクター。その合間に中日ドラゴンズの応援もされるパワフルな方です。

伊藤知華子(医療法人成田育成会セントソフィアクリニック院長)
日本産婦人科学会専門医/日本生殖医学会生殖医療専門医
医学博士(名古屋大学)

婦人科ならではの悩み

たいていの病院は身体の不調かケガで来院しますが、婦人科は異なります。健康な人が通院することもあるという点では、かなり特殊な「病院」です。

「新型コロナは症状が出る寸前で、一見すると健康な方がいちばんウイルスを吐出するという厄介な病気なので、感染予防にはスタッフを含めて全員が、ものすごく気を遣いました」(伊藤)

といいます。婦人科は超音波検査機器のような機材も多く、診察が終わるたびに、スタッフが機器の細かいところまで手作業で消毒をしており、大きな負担となっていた。MISTECT導入の決め手は、「除菌作業を自動化できること」だったそうです。

心理的負担の大きい手作業を省略できた!

MISTECTはGSE(Grapefruit Seed Extract)の水溶液を、マイクロスプレッダでミクロン単位の超微粒子にして空間放出します。この細かさで空気中に放出すると、水分は瞬時に揮発し、GSE分子のみが空間を漂い、ホコリのようにブラウン運動をするのです。これによって、GSE分子がひとりでに部屋中に拡散し、やがて室内の露出表面に付着していく。手作業する必要が一切ありません。スイッチをいれて放置するのみです。

「じつは、診察終了後に細かなところの消毒作業をしていて、涙がこぼれることもありました」というのは、一緒に取材を受けてくださったスタッフのひとり。ヒトは、繰り返しの作業に弱く、結果の見えない仕事が辛いのです。清掃で部屋がみるみるきれいになっていくと、楽しくなったりもする。しかし、相手が目に見えないウイルスだと、その作業が効果的なものかどうかさえわからない。

つまり、環境消毒は延々と続く無機質な作業で、心理的負担が大きい。MISTECTは、その作業を省略可能にします。

部屋の状態を変えながら毎晩実施

プライバシーにも配慮すると、婦人科クリニックの構造は複雑になります。「今夜はカーテンをあけてMISTECTを実施し、明日は閉めて実施するなど、部屋の状態を変更しながらやっています」(伊藤)とのこと。正しい使い方をしていただいていると思います。

「導入した当初はマニュアルよりも時間を長めにして、たっぷりやりました。いまはすこし間引きしています」(伊藤)というのも、MISTECTの特徴を生かした使いこなしです。薬剤として採用したGSEは、揮発しにくい成分で、効果に持続性があることが特徴のひとつ。最初に時間をかけて各所にしっかり付着させ、その後は補修をしていく、というイメージになります。

ワクチンが普及しているからこそのMISTECT

第5波に見舞われているときにニュースになりましたが、産気づいた方が感染者だったらどうする、という難しい問題を抱えているのが婦人科クリニックです。

「PCR検査の結果を待ってから入院させる、なんていう余裕があるはずもありませんし、たとえ陽性だとしても、受け入れるべきだと考えています。今年はワクチン接種にも協力してきました。ワクチンが普及して、医師やスタッフにも、患者さんたちにも、ある程度の抵抗力がついていますから、あとはウイルスの絶対量を減らすことが大事。MISTECTはそのためのツールだと考えています。ヒトに安全な植物エッセンスを使っていることも、評価のポイントでした」

伊藤院長

不妊治療を専門とする先生だからこそ、誕生する命と母を大事にしたい。その一助として、MISTECTを選んでいただけたことをうれしく思います。

MISTECTはカウンター、チェア、床などの露出表面に
GSEを自動付着させるシステム。面倒な除菌作業を自動化。

セントソフィアクリニック
〒450-6019
愛知県名古屋市中村区名駅1丁目14
JR セントラルタワーズ19F
Tel: 052-551-1595
http://www.st-sophia.jp/

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