GSE(Grapefruit Seed Extract)は天然の制菌剤。アメリカに移住したJacob Harich博士がその能力に気づき、苦労しながらも1990年代に実用化したものです。アメリカで利用が始まったことを受けて、日本でもGSEに注目し、研究をする人たちが出て、今日に至っています。

アメリカでは、サプリメントとして服用したり、食品や化粧品に品質保持剤(防腐剤)として添加したりといった利用から始まりました。これを除菌目的に最適化し、スプレーボトルに詰めて市販したのは日本です(参考資料「日本のGSE研究とココチGSEの歩み(外部サイト)」)。

ヒトに安全で効果に持続性

MISTECT/BNUHCの主役はGSEです。GSEには「ヒトに対して安全である」と推定するに足りる証拠がある(過去30年間、世界でサプリメントや点鼻薬、化粧品、食品に使われてきて、健康被害の報告がない)一方で、800種類もの菌・カビ・ウイルス・寄生虫を抑制する機能をもつことが明らかになっています(参考論文:The effectiveness of processed grapefruit-seed extract as an antibacterial agent: II. Mechanism of action and in vitro toxicity)。

安全なのに効く、というだけでも注目に値します(サプリメントとして服用もしている除菌剤なんて、ほかにあるでしょうか)。それに加えて、除菌効果に持続性があるという素晴らしい特徴をもっています。

アルコールも次亜塩素酸も石鹸も除菌能力をもっていますが、効果はその場かぎりです。飲食店では客が席をたったあと、熱心にテーブルをアルコール消毒していますが、次に座った人が感染者なら、やはり汚染されます。もう犀の河原状態。GSEを使えば、効果に持続性があるので、次のお客様が感染者でも、GSEが貼りついているところは、汚染されません。

タイルの目地が白いまま!

自宅のお風呂場で実験をしてみました。ともかく風呂場の悩みはタイルの目地に繁殖するカビです。GSEに出会う前は、塩素臭を我慢しながら、次亜塩素酸ナトリウム系の薬剤でカビをやっつけて「お風呂って、こんなに明るかったんだ」と感動するのだけれど、また気がつくとカビだらけになっている、というループにハマッていました。GSEを使えば、このループから抜け出せるんじゃないかと考えてやった結果が、コレです。

カビ取り剤で処理後、BNUHC-18をスプレーし、梅雨時の日本で40日間放置した風呂のタイル

効果の持続性を実感します。恥ずかしくて写真も撮れなかった、カビだらけの風呂場のタイルの40日後です。最初にカビ取り剤できれいにした後、満遍なくBNUHC-18をスプレーし、乾かしたのみ。その後はなにもしていないのに、カビが生えていません。除菌効果が持続することにありがとうと言いたい感じです(さらにMISTECTを使えば、作業負担ゼロでGSEをコーティング可能です)。

ただ、シャワー近辺の一部には、カビが発生しています。おそらくこれはシャワーの利用で、表面のGSEがとれてしまうためです。表面に強固な被覆をつくるようなコーティングではありませんので、こすれるような場所では短いインターバルで再度スプレーすることが必要です。MISTECTが毎日の実施を前提としているのはこのため。コーティングとその修復作業の繰り返しという設計です。

「いますぐお風呂のカビから解放される喜びを味わいたい」という方は、BNUHC-18またはばいきんバスターでお試しください。以下の二つをお勧めします。商品名からのリンクで、直販ストアに飛びます。なお、いずれを使うにしても、最初はカビ取り剤で目地をきれいにしてください。そのあと、GSEをスプレーして乾かす、という工程です。目地中心のスプレーに加えて、必ず天井もケアしましょう。天井にカビがあると、そこから胞子がバスルーム全体に落ちてきてしまいます。

飲食店でのGSE利用については、この資料も参考になります。
私家版飲食店の新型コロナ対策マニュアル