2021年秋には想像もできなかった激しい第6波。「過去最多の感染者数!」なんていう心臓に悪いニュースが続いていましたが、やっとピークを迎えつつあるようです。しかし、重症者の波は遅れてやってくるため、まだまだ医療体制には負担がかかっています。安心できる状況にはありません(ともかく、転ばないことです。救急車はなかなかやってきません)。

心配な情報もあります。オミクロン変異体から「BA.2系統」という別の変異体が生じていますが、こちらのほうが伝播力も病原性も高い可能性がある、というのです(注1)。次に上陸するのは、こちらの変異体でしょうから、ここで気を抜かず、さらに感染予防策を徹底すべきでしょう。2021年秋のように、スーッと感染者が減るのではなく、高止まりするという専門家もいます。

素朴な疑問

ところで、素朴な疑問を感じませんか。インフルエンザの感染者数が激減しているんです。これはつまり、みんながしっかり感染予防策をとっているということ。マスクをし、手洗いをし、ソーシャルディスタンシングをとり、ドアノブの消毒もし、その結果、インフルエンザは撲滅できているかのように、感染者を減らしています。

それでも、新型コロナは感染者が爆発している。もちろん、ワクチン接種者の免疫をもすりぬけるオミクロン変異体の伝播力が強力だ、ということはあるでしょう。ヒトはそもそも未知のウイルスに弱い(免疫システムが機能しない)というのもある。でも、インフルエンザに通用している感染予防策が、新型コロナには通用しないことは明らかです。

どこに違いがあるのでしょう。
おそらく理由は二つです。第一に、新型コロナは発症前の、元気な人がウイルスを吐出することです。インフルエンザの場合、ウイルスを盛んにふりまく人は体調を崩しているので、「近づいてはいけない人だ」とわかりますし、到底出歩ける状態ではないため、自分からも近づけません。新型コロナは違う。元気な隣の人が、じつは感染者で、ウイルスを出しているのかもしれないのです。
第二に、新型コロナウイルスはモノの表面で長く感染力を保ちます。これも厄介な特徴で、海外ではトイレのウイルスが再び舞い上がり、マンションの別の階にエアロゾルが到達してしまい、感染を広げた事例も出ています(注2)。

この2点を踏まえた上で、「危ないところ」を考えてみましょう。
人間は視覚情報に強く左右される生き物です。虫もいる汚部屋には、悲鳴すらあがる。しかし、ウイルスは目に見えないので、けっこうみなさん、平気で危ない橋をわたっています。たとえば、マスクの口のあたりをもって、ズレをなおす人、周囲にいませんか。マスクがウイルスをとめているとすれば、口と鼻に近いそこですよね。手にはべったりとウイルスがついたはずです。

以下、意外と意識されていない「危険な箇所」を挙げてみましょう。

給湯室が危険

会社では給湯室が怖い。歯磨きをする人がいたり、ちょっとしたおしゃべりをしたりする場だからです。とくに感染者が歯磨きをすると、シンクとその周辺にウイルスを撒き散らしている可能性があります。

トイレはもっと危険

上で紹介したように、海外では、トイレの配管を通じて、ほかの階に感染者を出した事例があります。つまり、大便中にもウイルスがいて、それがトイレ中に飛び散り、宙も舞うのです。

声を出す部屋が危険

コールセンターが典型例ですが、会議室を含め、「声を出す」場所は、たとえ全員がマスクをしていたとしても、やはりリスクは高いです。マスクもシャットアウト率は100%ではありません。

食堂や喫煙所が危険

マスクをとる場所ですからね。更衣室なども要注意です。

実績のあるMISTECTとBNUHC-18

GSEを薬剤として使うMISTECTとBNUHC-18を活用してください。MISTECTは声を出す部屋、給湯室、トイレ、喫煙所に効果があります。それぞれ数分間の稼働で済みますから、次々とケアできます。MISTECTは、陽性者が登園した保育園や、食事の介助者が陽性だった介護施設で、感染が拡大するのを防いだ実績があります。

クリニックでMISTECT実施中。作業は数分で終わる。(セントソフィアクリニック@名古屋)

BNUHC-18はハンドスプレー容器にいれて、ピンポイントで使えるGSEです。給湯室のシンクまわりの清掃に使うと安心です。手肌についてもまったく荒れませんから、頻繁に使えます。狭い会議室やトイレの個室では、空間にスプレーしてください。狭い部屋では、ハンドスプレーの空間噴霧でも、GSEが露出表面にひろがります(ただし、MISTECTのほうがはるかに高性能。とくに広い部屋や通路などではMISTECTがベストです)。

イメージ訓練

リスクを回避するためのイメージ訓練です。

感染者が使った後のトイレは、床にも空気中にもウイルスが多数。きれいに見えますが、空気中にも洗面台にも床にもウイルスがいます。ともかく、トイレに長居は禁物。お化粧なおしもやめたほうが無難です。目元や口元の化粧で、ウイルスを目や口に付着させる可能性が高いですし、化粧ポーチ類にもウイルスが付着するでしょう。


出典:47NEWS

緑色はウイルスで汚染されていることを示しているそうです。ついうっかり、そこをもってしまう。マスクは絶対に触らない。ズレをなおすなら、両端のヒモの付け根をもって動かすクセを


二人ともノーズフィットをきちんと使っていません。変形できるようにできているのは、鼻の形にあわせ、隙間をなくすためです。少しでも隙間があると、そこから空気を出し入れしてしまいます。奥の女性は頬の部分もフィットしていないですね。マスクはぴったり顔に密着させないと効果が出ません


昔は握手、いまはグータッチとか肘タッチ。そこまではいいのですが、このテーブルは感染リスクだらけです。まず飲み物。熱いうちに飲みきるならまだしも(ウイルスは熱に弱い)、こんなふうにずっと冷めるまで置いたままだと、そこにウイルスが降り注いでいる可能性があります。蓋をして、飲むときはとるのがいいでしょう。

さらに気になるのが、キーボードやタッチスクリーンです。全員の飛沫が飛んでいる。BNUHC-18をしみこませたクロスで拭いてください。手指消毒も頻繁に行うべきです。


もしもウイルスが目に見えるなら、こんな感じでしょう。たとえば、トイレから戻ってきたところと想定できます。しかし、ウイルスを抑制できていれば、再び舞い上がっても感染性はありません。BNUHC-18をたっぷり使っての床清掃や、MISTECTを活用してください。MISTECTなら広い床も、自動でGSEの抗菌コーティングが可能です。


もはやこのような日常は、感染リスクあるのみです。お菓子とマグカップにウイルスが降り注ぎ、指についたウイルスをお菓子とともに、口にいれることになります。集まらないこと、オープンエアに食べ物・飲み物を置かないこと。手づかみは極力避けるか、直前に手指を清潔にすることです。


お客様を待たせないように準備するのはいいことです。でも、この水や食器にずっとウイルスが降り注いでいるかと思うと、かなり怖い。せめてカバーを。客席に1人は感染者がいる、という前提で行動しましょう。


朝からここに座った客に感染者がいて、調味料容器、箸、漬物、漬物のトングがウイルスまみれになっているかもしれないと思うと、ものすごく緊張します。面倒でも、提供の仕方は工夫すべきです。そしてテーブル清掃より、むしろ調味料容器の清掃が必要でしょう。BNUHC-18はクロスの安全も保てますし、抗菌力もつきますので、お勧めです。


上と同じ理由で、ゾッとする光景です。コップなど口をつけるものは、お客様が着席したあと、洗い立てを出すくらいで。


何を神経質な、と言いたくなる消毒作業も多いのですが、クルマのステアリングは意味があります。営業車など、複数の人間が使うのなら、なおさらです。ある研究によると、クルマのステアリングには、公衆トイレの便座の9倍、菌がいたそうです(注3)。コロナ対策でなくても、意味があるということ。BNUHC-18は匂いがなく、樹脂類にもやさしいので、お勧めです。


もしもウイルスが目に見えるなら2。
保育園を守りきるのは難しいことが、よくわかります。MISTECTには、陽性者が登園した保育園で、二人目の感染者を出さなかった実績があります。室内の露出表面にGSEをコーティングするシステムです。

BNUHC-18の入手はこちら

感染者が出た場合、MISTECTの短期レンタルもお勧めします。

MISTECTの長所(まとめ)

  • 手間なし
    部屋に置いて、数分間タイマー稼働させるだけ。手作業の必要がありません。
  • 安全安心
    薬剤として採用するGSE(Grapefruit Seed Extract)はヒトに安全な除菌剤として、多くの食品や化粧品に使われているものです。食品や食器に付着しても、問題はありません(食品添加物です)。
  • 効果が持続
    部屋中の露出表面にGSEが行きわたり、そこで除菌効果が持続します。広い床もカバーできるところが魅力です。

BNUHC-18の長所(まとめ)

  • 添加物ゼロ
    中身は高純度精製水とGSEのみです。人工的な添加物ゼロ。さらさらしており、室内に広く噴霧しても、べたつくなどの影響はありません。
  • 皮膚についても荒れない
    皮膚についてもまったく問題ありません(医学テストで確認済)。たっぷり、気軽に使えます。ヒリヒリすることもなく、介護現場でも愛用していただいています。
  • 火災の心配も匂いの心配もない
    トイレ中に噴霧しても、火災の心配はゼロです(アルコールは危険なので、広い範囲に噴霧するのは避けるべき)。また、匂いがまったくありませんから、とても使いやすい。むしろ強い消臭能力があります。

注記

注1. Virological characteristics of SARS-CoV-2 BA.2 variant
https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2022.02.14.480335v1
注2. COVID-19 Cluster Linked to Aerosol Transmission of SARS-CoV-2 via Floor Drains
https://academic.oup.com/jid/advance-article/doi/10.1093/infdis/jiab598/6505230
注3. How clean is your car? Steering wheels have nine times more germs than public toilet seat
https://www.dailymail.co.uk/news/article-1379830/How-clean-car-Steering-wheels-times-germs-public-toilet-seat.html

MISTECT/BNUHC-18を使ったとしても、換気をお忘れなく(空気中を漂うウイルスの濃度を下げる)。