GSEのエビデンス

Q. MISTECTが採用したGSEがSARS-CoV-2ウイルスを抑制するエビデンスはあるのか?
A.
インフルエンザウイルスや鳥インフルエンザウイルスなどのエンベロープ型ウイルスに対する検査機関での抑制効果の確認はとっています。また、SARS-CoV-2ウイルスに対するGSEの抑制効果については、この論文を参照してください。
A Nasal Spray Solution of Grapefruit Seed Extract plus Xylitol Displays Virucidal Activity Against SARS-Cov-2 In Vitro

サーフェスコントロールについて

Q. 「サーフェスコントロール」を提案した意図はなにか?
A. 新型コロナが流行してからは、ひたすら手洗いが推奨されています。モノの表面にウイルスがついており、それを手指につけてしまい、さらにそれを目・鼻・口(つまり粘膜)に転写してしまう媒介物接触感染(fomite transmission)が多いからです。しかし、手洗いはいわば水際作戦。サーフェスコントロールで生活・仕事環境のウイルス量を減らすことで、思わぬ感染を防ぎます。
ビーチではちょっとしたことで、身体のあちこちに砂がついてしまうもの。だから靴を履くのも大変。砂のない環境にしてから靴を履きませんか、ということです。これがサーフェスコントロールの考え方です。感染者が吐出するエアロゾルはその大半が床に落ちます。また、オフィスのような環境では、靴裏についたウイルスが部屋に持ち込まれることもあります。

Q. これを導入すれば、もう手洗いをしなくてもいいか。
A. 砂のないところに移動したつもりでも、いくつかは砂が靴に入ってしまうもの。MISTECTを導入しても、手洗いは頻繁にしてください。うつるときは、なにをやっていてもうつるのが感染症です。医師・看護師でさえ、防護服で身をかため、慎重に対応しているのに、感染することがあるのがその証拠。サーフェスコントロールでウイルス量を減らせば、うつりにくくはなりますが、頻繁な手洗いは継続し、帰宅すればすぐに入浴するなどのウイルス回避行動とってください。

Q. 薬剤を空間に放出するのだから、空間除菌はできないのか?
A. 残念ながら、できません。MISTECTは燻蒸式殺虫剤などと同じで、一定時間放出したら、あとは薬剤が落ち切るのを待つ、という使い方をします。また、空間に浮遊するウイルスへの対策としては、換気が最も有効です。「ベトナムの病院では、ICU(集中治療室)ですら窓を開け、換気を徹底し、死者を限りなく少ない人数にとどめることに成功した。それほどに換気は重要。タクシーでも常に窓を開けることが運転手を感染から守るうえでも望ましい」(帝京大学アジア国際感染症制御研究所所長の鈴木和男教授。引用元へのリンク)とのこと。

Q. 「放出」と書かれているが、「噴霧」ではないのか?
A. 「噴霧」は霧状のものを噴出し、重点的に噴霧先のものに薬剤等を塗布する場合の表現です。MISTECTマイクロスプレッダの超微粒子ミストは、瞬時に気化するため、ほとんど目に見えません。空間に薬剤粒子を「放出」し、ブラウン運動させて、室内の露出表面をカバーリングする仕組みです。

Q. 柑橘系のエッセンス? 部屋にいい香りが残る?
A. 残念ながら、ほとんど無臭です。放出中も香りませんし、終わったあとは換気をしますので、まったく香りません。

Q. 化学物質過敏症なので、MISTECTを実施したことがわかるとありがたい。
A. 噴霧は月に1度程度で、放出量もごくわずかであり、目的は表面への薬剤の定着です。作業終了後は換気をすることが原則ですので、吸引されることはまずないと思いますが、飲食店などには、MISTECT処理をしたことがわかるようなステッカーを貼ることをお願いする予定です。また、ホールなど公共の場所でのMISTECT処理は、把握できるものについては、ウェブを使って情報公開をいたします。
一方、「サーフェスコントロール後の表面」にさわった場合の皮膚の反応ですが、除菌剤として用いられ、アレルギー反応などの報告のないGSE水溶液で、酸性でもアルカリ性でもなく、中性を示すものを採用しています。当社でもスタッフが自ら手に毎日噴霧して、安全性を確認しています。GSEは化粧品の品質保持剤(防腐剤)として用いられている実績がありますので、皮膚になんらかの影響を及ぼす可能性は小さいです。

Q. ほかにも「アンチウイルス効果が続くコーティング」もあって迷っている。MISTECTの利点はなにか。
A. MISTECTの利点は二つ。第一に、即効性です。MISTECTは北里大学などの研究機関の試験で、エンベロープ型ウイルスを「30秒以内に99.9パーセント抑制」した実績のあるGSEを使っています。もしもウイルス抑制に数時間かかるようでしたら、結局は感染リスクを小さくすることができません。
第二に、施工コストです。MISTECTはマイクロスプレッダを部屋に置いてスイッチをいれるだけの施工ですから、人件費が最小で済みます。
一方、MISTECTは効果が1年単位でもつような強靱なコーティングではありません。濡れぞうきんでごしごしこすられると剥がれます。MISTECTは毎日、または月に一度(MISTECTウォーターの種類による)の追加コーティングを前提としたシステムです。

システムの中身と用途・今後の予定

Q. MISTECTウォーターの内容物やMISTECTマイクロスプレッダの詳細を教えてください。
A. MISTECTウォーターはGSE(Grapefruit Seed Extract)の水溶液です。原材料とは「水とGSE」のみで、添加物を一切使用しない、100%天然の植物エッセンスとなります。
MISTECTマイクロスプレッダは、水をイッキに7μmの超微粒子にして空間に放出できるノズルとコンプレッサの組み合わせです。

Q. 次亜塩素酸ナトリウム水で消毒をしていたら、金属の色が変わってしまったとか、消毒剤をバス内に噴霧していたら、バスの計器が壊れたという記事を読んだことがある。MISTECTは大丈夫か。
A. 中性で、ナトリウムやグリセリンなどの添加物を一切含まないGSE水溶液を使い、その水分を飛ばしてGSE成分のみを表面に定着させる方式ですので、金属にリカバリー不能な黒サビが出たり、白木を変色させたりといった影響が出る可能性は極めて小さいのですが、しかし、大切なものはやはり退避をさせてください。とくに絵画のような美術品に対する長期間の影響を調査するのは困難で、私たちも結果を保証することはできません(GSEの成分が、インクの何かと反応して色が変わるなどということが、ないとも限りません)。

Q. セイノーメンテックやヤマトマネキンがサービスを開始するとのことだが、買えないのか。
A. MISTECTは感染予防装置ではなく、「室内のコロナ1/100作戦」のマシンであることを理解し、業務用として使っていただけるところには販売をする予定です。準備が整い次第、アナウンスいたします。
追記(2020年9月25日):限定モデルの販売を開始しています。ニュースリリースをご覧ください。

具体的な用途

Q. オフィスに導入すると、どのような使い方になるか
A. 月に1度程度、コーティングサービスを利用するか、販売モデルを購入して、毎日深夜に自動で稼働させるという使い方になります。土日や深夜など人のいない環境で、空調をとめて実施。作業自体は10分間ほどで終わりますが、空間内でブラウン運動をし、室内の露出表面をコーティングするまでに、2-3時間程度は無人のまま放置します。
これで壁や床や家具などの露出表面をサーフェスコントロールします。一方で、各自の机やドアノブはコーティングがこすれて早々にとれてしまうので、目につくところは次亜塩素酸ナトリウム水溶液や界面活性剤で消毒する作業を組み合わせてください。

Q. 飲食店をやっている。これで感染リスクを小さくできるもの?
A. 厨房の冷蔵庫の把手からホールの床まで、MISTECTで自動コーティングができますので、飲食店の従業員と顧客両方の感染リスクを小さくできると考えています。GSEは、数多くの食中毒菌やノロウイルスを抑制するという論文もあります。
ただ、このほかに、入口とトイレの入口に消毒マット、従業員のマスク、テーブル上にモノを置かない、食器類を出しっぱなしにしない、取り箸・トングは共用しない、発熱した従業員は早めに休ませるといった対策もあわせて行ってください。

Q. 飲食店で採用したいが、食器類にかかっても大丈夫か
A. MISTECTウォーターは国が「食品添加物」(既存添加物)として認めたGSEと精製水のみの構成です。たとえ食器洗いに使っても安全ですし、法的な問題も生じません。

Q. スーパーマーケットを経営している。店内で使えるか?
A. GSEは安全性の高い植物エッセンスで、食品添加物(既存添加物)としても認められているものですが、化学物質であることには変わりなく、スーパーマーケットのような食材をオープンエア環境に置いているところでは、ご利用にならないでください。ブラウン運動の拡散力はとても強いので、冷蔵陳列棚にカバーをしても、隙間から入り込み、食品に付着しますので、たとえ食品添加物といえども、消費者に対する告知の問題が生じます。基本、MISTECTウォーターは「口にしないものに使う」ことを前提としています。

Q. 家庭に導入したいのだが、できますか?
A. 現時点では、家庭向けへのサービス展開、または家庭向けマシンの販売は計画にありません。理由は二つあります。第一に、日本の家庭は靴を脱いであがり、トイレに別スリッパを用意するのが普通で、MISTECTがメインターゲットとする「床」が汚染されていることはほとんどないことです。もちろん、家族に感染者が出た場合はMISTECTを使いたくなるでしょうが、現在は医療リソースにも余裕ができており、在宅看護となることはまずないというのもあります。
第二に、家庭に販売した場合、人のいる空間で四六時中使うといった誤用が心配であることです。MISTECTウォーターではなく、次亜塩素酸ナトリウム水をいれる方もいるでしょう。こうした誤用への対策をしてからでないと、発売できないと考えています。
(ただし、自宅で音楽教室をされる方などもいますので、そういう用途のものを今後開発する可能性はあります。)

Q. ショッピングモールにオゾン発生装置をいれるか、空気清浄機をいれるか迷っている。MISTECTも候補になるか?
A. 用途がまるで違うものですので、比較対象になりません。オゾン発生装置も空気清浄機も、空間に漂う新型コロナウイルス不活化を狙うものです。MISTECTはサーフェスコントロールを目的としています。短時間、空間にMISTECTウォーターを放出して、あとはブラウン運動でひろがり、露出表面をコーティングするという使い方です。
各店舗のサーフェスコントロールには意味がありますが、モールの広い空間には、MISTECTは適していません。拡散してしまうからです。

Q. デパートのフロアで使うと効果はあるだろうか。
A. あります。とくに陳列棚と陳列商品に効果があります。「お客様が手にとって、裏面のラベル表示を確認して、また棚に戻す」という行為で、新型コロナウイルスが商品についてしまう。フロアでMISTECTを使うと、陳列されているもののサーフェスもコントロールします。

Q. 映画館ではどのような効果があるか。
A. 床と椅子をくまなくサーフェスコントロールできますから、あとはお客様にマスク着用をお願いすること、飲食のうち「食」を控えていただくことで、通常営業をしても、感染リスクを小さくすることができるものと思います。
食を控えるのは、映画館で食べるものは「手づかみ」で食べるものばかりだからです。券売機やエレベータのボタンなど、手指にウイルスがつく機会は多数ありますから、手づかみで食べるものを提供するのはリスクです。

Q. 学校に最適のように思うが、実際はどうか。
A. 土足のまま過ごす大学や専門学校には、とても向いています。300人規模の教室でも、空間放出をすこし長めにするだけで、そのすみずみまでサーフェスコントロールできるところも強み。ブラウン運動で、床や机の上だけでなく、机下の棚の中まで薬剤が行き届きます。
小学校・中学校の場合も、教室の床が硬く、ウイルスが舞い上がりやすい環境にありますので、効果的だと思われます。とくに体育館には、とても意味があります。水害などの自然災害で避難所になるのが小学校・中学校の体育館だからです。
日頃からMISTECTで体育館の床をサーフェスコントロールしておけば、避難所になった場合のクラスター発生確率を抑えることができるでしょう。避難所の感染拡大リスクが懸念されていますが、MISTECTはその解決策のひとつになり得るものです。
また、「体育館でマスクをしながら体育の授業をする」ところが多いようですが、MISTECTの併用で、生徒のマスクを外したいものです。マスクをして体育をすると、熱中症になりやすく、かつ、感染者であった場合、自分が出すウイルスを肺に深くいれてしまいます(重症化リスクが大きくなる)。

Q. 音楽ホールをやっています。MISTECTで感染拡大を防げますか?
A. 演奏する内容によります。演奏者と聴衆が一体となって、声も出せば、踊りもするようなコンサートについては、現在は開催が難しいでしょう。数千人がエアロゾルを飛ばすわけです。対応できる装置はないと思います。
一方、聴衆がマスクをして、じっと聴くタイプのコンサート(たとえば吹奏楽やクラシック)であれば、MISTECTを導入することで、感染リスクを小さくできる可能性があります。ステージと客席の床をサーフェスコントロールしておけば、落ちたエアロゾルをその場で不活化できるからです。楽器演奏がとりたてて遠くにエアロゾルを飛ばすわけではない、という実験がありますが、下に落ちたエアロゾルが再び舞い上がるとリスクになり得ます。
ただ、コンサートホールの場合、意外な穴はトイレです。とくに女性用トイレに行列ができやすく、そこで密ができるし、トイレがウイルスで汚染される可能性もある。ホールにMISTECTで処理した上、トイレの消毒を別のもので補完するのがベストでしょう。おそらく今後、トイレの床を消毒する便利で安全なものが登場してくると思われます。あとは「紙」をなくすこと。とくに高齢者は、指をなめて紙をめくる癖の方が多いので、要注意です。
そしてもうひとつ、ぜひ演奏者控室をMISTECTで措置してください。

Q. レンタカーが戻ってきたときの消毒に悩んでいる。0.5パーセントの次亜塩素酸ナトリウム水をハンドスプレーで吹いて拭き取る、という作業にしていたが、咳がとまらなくなってやめた。これはそういう用途で使えないか。
A. 車内も閉鎖空間ですので、MISTECTの得意分野です。ハンドガンタイプのMISTECTマイクロソプレッダを使い、窓の隙間から10分間程度噴霧すれば、あとはブラウン運動で車内のすみずみまでコーティングします。利用希望者は、サービス加盟店フォームからお申し込みください。

Q. タクシー会社だが、運転手の身を守る手段として使いたい。可能か。
A. 上のレンタカーの場合と同じです。車庫に戻ったところで、ハンドガンを使って車内に薬剤を放出しておければ、翌日の乗務の間中、シートも床も、乗客からのエアロゾルを不活化します。利用を希望するタクシー会社の方は、サービス加盟店フォームからお申し込みください。また、換気が有効です。なるべく窓をあけて走行するようにしてください。

人体への影響

Q. どうみても、吸い込んでも平気なものだと思う。ずっと放出して使いたいが、ダメなのか。
A. 確実に安全だという科学的な証拠(エビデンス)を取得する方法がありません。「動物に変化がなかったから、人間も平気」ということにはならない。まして、継続的に吸い込むことの影響は、誰にもわかりません。
急性毒性がないことだけは確認していますが、それ以上は人体実験となり、実施できないのです。化学物質過敏症の方もいます。したがって、安全マージンをとって(念には念をいれて)、短時間の放出と待機、そして換気という作業手順にしています。
また、床に落ちたエアロゾルは10-60µmくらいの大きさですが、空中を浮遊するウイルスはその100分の1くらいの大きさです。継続的に放出しても、空間中で薬剤粒子とウイルスがぶつかる確率は、天文学的に小さいのが現実です。これもあって、MISTECTは「待受型」を選択しています。広大な空間でウイルスを追うより、落ちてくるエアロゾルをサーフェスで待ち受けて処理をするという発想です。

Q. 私は化学物質過敏症なので、噴霧されるのは心配だ。
A. MISTECTは無人の部屋で空間に薬剤を放出し、ブラウン運動を利用して室内の露出表面に薬剤成分を定着させるシステムです。部屋を無人にしてから放出作業をし、数時間は部屋を無人のままにして、薬剤が定着するのを待ち、よく換気をしながら部屋の利用を再開していただく、という使い方になります。
もちろんそれでも、過敏症の方には反応があるかもしれません。作業のあとは、通常の方よりも入室を遅くし、十分な換気が終わってからお部屋をご利用になるようにお願いします。

Q. 私は高血圧症で、血圧をさげる薬を常用しています。この薬にはグレープフルーツを食べないように、と注意書きがあります。MISTECTはグレープフルーツの種からとった薬剤のようですが、影響はありませんか。
A. ありません。MISTECTが採用したGSEは、高血圧薬に悪影響を及ぼす成分を含んでいないからです。
以下、一般論を述べます。「グレープフルーツを忌避せよ」というのは、高血圧の薬に使われている代表的なカルシウム拮抗薬に対して、その代謝(体外に出す)を阻害する成分が含まれているからです。薬が体内に長くとどまり、必要以上に血圧を下げてしまう可能性があるということですが、逆にいうと、たとえMISTECTのGSEも該当するとしても、MISTECTウォーターを飲まない限りは、薬の代謝にも影響がないということです。
MISTECTは水に溶かしたグレープフルーツ種子抽出物(GSE)を無人の部屋で空間放出し、数時間おいて、室内の露出表面に定着するのを待つ、というシステムです。吸い込むことはありませんし、表面についたGSEは微量ですので、たとえ表面についたものを舐めてしまったとしても、そもそも代謝を阻害するほどの量にはなりません。
ほかにも、抗血小板薬や高脂血症治療薬などの一部で、グレープフルーツによる代謝阻害があるようですが、話は同じです。
化学物質のリスクを考える場合に、最も重要なのは「濃度」の概念です。大海へのインク一滴は、「ない」のと同じです。逆に、安全なものも、濃度が高くなると危険を及ぼす場合があります。MISTECTのサーフェスコントロールは、人体に与える影響という点においては、大海の一滴です。大量に誤飲し、もしも体調に変化があった場合は、医師にご相談ください。

Q. MISTECTでGSEを知り、いろいろ検索したら、毒を含んでいると批判しているブログもあった。大丈夫なのか。
A.
大丈夫です。いつ頃に書かれたブログか分かりませんが、かなり古い情報に基づいて書かれていることは確実です。
塩化ベンザルコニウムや塩化ベンゼトニウムなど農薬成分(合成抗菌剤成分)が残留していたことが過去にあり、そのような情報が残っているのですが、MISTECTが採用するGSEには含まれておりません。安心してお使いいただけます。
また、化学物質について気にすべきは、「濃度と量」です。MISTECTは室内の露出表面にコーティングするシステムであり、使用する薬剤はGSEを大幅に希釈したものであり、とても「薄い」のです。大量に人体が吸収する、ということはあり得ません。

Q. 「GSEの中で食品添加物としての認可を受けているものは1種類しかなく、MISTECTウォーターが食品添加物というのはあり得ない」という話を聞いたが、事実か。
A.
事実ではありません。その方は1995年の食品衛生法の改正と、それにともなって国がつくった既存添加物名簿をご存じないようです。GSEは指定を受けなくても食品添加物として使用・販売のできる既存添加物として認められたものであり、2002年には国の研究所で安全性が追認されています。2020年に更新された最新の既存添加物名簿にもGSEは記載されており、精製水とGSEのみのMISTECTウォーターは食品添加物(既存添加物)として使用できるものです。

Q. MISTECTウォーターが食品添加物というのであれば、添加物製造業の営業許可を受け、食品添加物の認可を受けた工場で製造しているのか。
A.
添加物製造業の許可をとる必要があるのは、食品衛生法第11条第1項の規定により規格が定められた添加物を製造販売する場合です。当社がMISTECTウォーターとして扱うGSEは指定添加物ではなく既存添加物であり、かつ、食品添加物として販売する予定はありませんから、当社は添加物製造業に該当しません。
ただし、それでも「第9版食品添加物公定書」の「製造基準」、および食品衛生法施行令第35条を根拠として都道府県が添加物製造業に対して定めている施設基準を参照し、その基準を遵守してMISTECTウォーターを製造するようにしています。

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