MISTECTマイクロスプレッダの新製品「MS-IP01」は、室内に据置して、ウイルス対策をすることを主眼にしたモデルです(ニュースリリース)。当社とインターピア株式会社の共同開発モデルで、インターピア社が発売します。

MS-IP01(296,000円税別)

MS-IP01の諸元

外形寸法W300×D200×H260mm(電源ケーブル除く)
質量約7kg(本体のみ)
噴霧量約8cc/1分
電源電圧単相AC100V(50Hz/60Hz)
消費電力90W(50/60Hz)
使用温度範囲10~35℃(推奨)
連続稼働時間最大30分(推奨)
製造委託先株式会社日立産機中条エンジニアリング
希望小売価格296,000円(消費税別)
生産国日本 Made in Japan
発売日2021年8月26日

機能

専用の薬剤「MISTECTウォーター」(特別な濃度のGSE水溶液)をノズルから空間放出し、ブラウン運動を利用して室内の露出表面にGSEを拡散します。これによって、除菌作業を自動化できることが特色です。部屋にMS-IP01を設置し、タイマー稼働させるだけ。稼働時間も短く、200㎡の広さで約6分間。ランニングコストは50ccでたったの300円/日(税別)で済みます。コーヒー一杯分のコストでウイルス対策ができるシステムです。

MISTECTは200㎡あたり、50ccの噴霧を1日分としています(使い方によって多少異なる)。MS-IP01が噴霧できるのは1分間あたり約8ccですから、1回で噴霧したとしても、6分間ほどの稼働となります。この稼働時間の短さもMISTECTの特長です。これを毎晩実施し、剥がれたコーティングを補修することで万全なものとし、翌日のオフィス・食堂等の感染リスクを下げるシステムです。

世界の研究で、GSEはMISTECTウォーターよりはるかに薄い濃度でも、800種類の菌・カビ・ウイルス・寄生虫を抑制できることがわかっています。そして昨年9月の発売以来、MISTECTは1年間で医療機関を含む全国約80箇所×約600の部屋で使用されており、1)クラスターが発生していない、2)陽性者がいても二次感染者が出なかったという実績があります(ニュースリリース)。

陽性者がいたクリニックにMISTECTをしているところ(マシンはMS-CV1)

導入費用

MISTECTの購入最低費用は、本体:325,600円+薬剤:6,600円/1L=332,200円(消費税込)です。ただし、導入される部屋の広さによって、必要とする薬剤の量が変わりますし、毎日噴霧するものですから、最初から5LのMISTECTウォーターを組み合わせるのがお勧めです。この場合の導入費用は合計358,600円 (消費税込) となります。

MISTECT導入「8つの利点」

利点1)安全な薬剤を使うため、ヒトとモノに影響が小さい

MISTECTが薬剤として採用したGSE(Grapefruit Seed Extract)は、その名の通り、グレープフルーツ種子から抽出したエッセンスです。この30年間、主として食品や化粧品の品質保持剤・保存料として用いられてきたもので、健康被害の報告はいまのところありません。欧米ではGSEをサプリメントとして飲んだり、点鼻薬に使ったりしていますので、つまりは飲んでも・肌にふれても・吸いこんでも平気であることが経験的に判明している薬剤です。新型ウイルスを抑制する機能をもつ除菌剤でありながら、飲めるほどヒトに安全。それが、GSE。「ウイルスを抑制できるものを抑制できる濃度で使うと、人間の健康を損なう」という常識を覆します。手についても肌荒れすることなく、肺炎の原因となることもありません。

GSEを含む点鼻薬とGSEのサプリメント。欧米ではGSEは「飲むもの」という認識。
GSEを除菌スプレーに応用したのは日本。

利点2)除菌作業を自動化できるので、社員の作業負担がなくなる

毎日毎日、ドアノブなど手の触れるところを除菌するのは、大変な負担です。MISTECTを使ってください。タイマー設定で数分間稼働させるだけ。あとは勝手にGSEが室内の全体に拡散し、ドアノブなどの表面を除菌し、かつ、その効果が持続します。ブラウン運動で隅々まで拡散しますので、手作業と違い、「除菌しそこねた場所」をつくらないのも利点です。さらにGSEは揮発しにくいため、除菌した上に、そこを抗菌化します。

MISTECTすれば、こうした作業も省略可

利点3)感染者が出たあとの除菌作業を自分たちでできる

MISTECTは陽性者がいたクリニックや保育園、社員寮などで実績を積んでいます(いずれでも、二次感染者はゼロ)。ともかく部屋にMISTECTを置いて、タイマー稼働させるだけで部屋全体の除菌ができますから、手軽で、かつ作業者の感染リスクが小さい。防護服を着て、あちこちを手作業で除菌していくのは、大変な作業です。そして専門業者に外注すると、30万円~200万円くらいのコストがかかる。MISTECTがあれば自分たちでできますし、格別に手厚くやっても、かかる薬剤費用はせいぜい数千円です。

専門家の除菌作業の様子

利点4)広い床を除菌・抗菌処理できる

専門業者が除菌作業をする場合も、主なターゲットは床です。吐出されたウイルスは唾液や鼻水に包まれており(droplet)、重く、下に落ちるからです(だからソーシャルディスタンシングが有効とされている)。そしていまや、毎日のように、誰かがウイルスを床に落としていると覚悟しなくてはなりません。症状の出ていない、見た目健康な人が大量のウイルスを出すのが、新型コロナウイルス感染症の厄介なところです。

床の除菌はかなりの重労働。そしていい薬剤もありません。アルコールで床を処理すると、爆発・炎上の危険があります。匂いに参ってしまう人も出るでしょう。次亜塩素酸系の薬剤で処理すると拭き取りも含めて重労働で、匂いも残ります。MISTECTのGSEは無臭で、拭き取り作業が不要です。

専門家の床除菌作業。防護服とアイゴーグル必須。
MISTECTはこの作業を自動化する。

利点5)掃除を安全な作業にできる

新型コロナウイルスはモノの表面で寿命を長く保つ、とても厄介なウイルスです。うっかり掃除機をかけると、大量のウイルスを舞い上がらせるなんてこともあり得る。いまや掃除はとても危険な作業といっていいでしょう(ウイルスがホコリなどにのって舞い上がり、それを吸いこんで感染することを「塵埃感染」といいます。飛沫感染・接触感染・エアボーン感染のほかに、塵埃感染もあり得るというのが当社の立場です)。MISTECTは床などの表面で除菌をしますので、塵埃感染を防ぎ、掃除を安全な作業にします。

利点6)カビを防ぎ、消臭する

柑橘系の果実にとって、カビは大敵だからでしょう。GSEはカビを非常によく抑制します。カビ臭の強い部屋にMISTECTするだけで、すっかり匂いが消えます。その場で消えるだけでなく、時間がたってもカビ臭はしない。消臭しただけでなく、隅々までGSEが行き渡り、カビを抑制した証左でしょう。つまり、MISTECTすることで、消臭し、カビを抑制し、新たなカビの発生を防ぐ。お部屋が快適になります(結果として、人によっては、アレルギー症状を軽減する効果も期待できる可能性があります)。

MISTECTの姉妹品「BNUHC-18」を浴室タイルにスプレーするだけでも、強力にカビを防ぎ、その効果が持続する。

利点7)効果が持続し、感染者が来訪してもリスクを下げる

アルコールを筆頭に、ほとんどの除菌剤は効果に持続性がありません。除菌作業をいくら繰り返しても、そのあとに感染者が入室すると、やはりウイルスで汚染されます。対してGSEは揮発しにくいため、MISTECT後もしばらくは除菌し続けます。深夜にタイマー設定で動かしておけば、翌日はずっと床で、机で、落ちてくるウイルスを除菌します。この持続性が、GSEの大きな特長です。

利点8)飲食店などでも安心して使える

お弁当の腐敗防止スプレーなどにも、GSEが採用されています。もともとGSEの最初の用途は食品添加物でした。日本でも「既存添加物」としてGSEは認められていますので、当然にMISTECTは食品衛生法に違反することなく、飲食店やキッチン、食堂などで使えます。

GSEの内容成分

GSEの中身は植物フラボノイド(脂肪酸フラボノイド)で、抗酸化物質のカタマリです。ピアノ鍵盤に毎日使っても問題が生じず、弦を錆びさせることもありません。ヒトに安全で、モノへの影響も小さい薬剤です(白木から金属までさまざまな素材のものに影響がほとんどないことを確認済だが、気になる場合は、目立たないところでテストしてから使うようにしてください。変色等がないことを保証することはできません)。MISTECTのGSEはココチGSEを採用しています。

MISTECTの限界

MISTECTはGSEを拡散するために、ミクロン粒子にして空間放出するシステムです。目的は表面にくまなくGSEをコーティングすることであって、空間除菌システムとして利用することはできません(ウイルスにGSEが当たる確率は、天文学的に低いため)。

とくにデルタ株が上陸して以降、空気中を漂うエアボーンを吸いこんでの感染が増えているという研究もあり、1)不織布マスクでウイルスを吐き出さない、吸いこまない、2)頻繁な換気で室内のウイルス濃度を下げることが、感染対策に重要だと言われています。MISTECTを導入した後も、不織布マスクと頻繁な換気は必須です。

ご購入・導入のご相談窓口

ウェブのMISTECT導入相談窓口をご利用ください。
個人宅への短期レンタルサービスもあります。

姉妹品「BNUHC」について

MISTECTテクノロジーから生まれた除菌剤が、BNUHC-18とBNUHC-03です。BNUHC-18はGSEを手軽に使えるようにすることを目的として、価格を下げる工夫をし、アルコールなみの価格を実現しています。スプレーしたり、超音波式加湿器と組み合わせたりといった使い方をする除菌剤です。
BNUHC-03はGSEを「水の品質保持」のために使った加湿器専用ウォーターです。ウイルスは空気が乾燥すると空中を多く舞ってしまうため、部屋の加湿が重要と言われていますが、塩素はすぐに揮発してしまうため、加湿器内で雑菌が繁殖してしまい、別の病気を誘発することがあります(レジオネラ菌が繁殖しての死亡例もある)。これをGSEが防ぐことが目的。「除菌には使えないが、品質は保持する濃度」でGSEを添加した高純度精製水です。

5L/20Lのバルク売りで価格を下げたBNUHC-18。購入はこちら

関連ページ一覧


MISTECTのフライヤー

フライヤーのPDF版